雨水ます蓋事件。

ある朝のこと。
家のインターホンが鳴って、モニター越しに写るのは作業着の男性。
「なんか外壁塗替えとかの営業か?」と思ったのですが、どうやら我が家の駐車場にある雨水ます蓋と車止めを引っ掛けて破損してしまったとのこと。

弁償してくれるとのことで名刺を貰って終わったのですが、ここでふと思ったです。

この雨水ますの蓋。
駐車場に設置されているのに「車乗禁止」の文字。

うっかり車が乗らないように蓋の周りに車止めを置いたりしているのですが、使い難くていまいち。
これってなんとならないのだろうか?と。

色々調べてみると、雨水ますには規格があって主に250型、300型、350型がある模様。
我が家の雨水丸ますの上部を測ってみると…。

寸法から300型らしいことが判明。

そしてこの雨水丸ますに被せる蓋にも種類があって、我が家で使われていた軽量用(安全荷重200kgくらい)のもの以外に耐圧用(安全荷重500kg耐荷重2t※3/7訂正)が存在していて、耐圧用の蓋に変えれば一般車両なら乗っても問題ない様子。

これはいい機会だから、耐圧用雨水ます蓋に変えよう!

…ということで、弁償してくれると言ってくれた人には別に弁償しなくていいよ!いい機会だから調べたら耐圧蓋を知ったのでそれを買うことにしたから!との旨の電話をして、耐圧蓋を詳しく調べ出しました。
そこで判明したこと。

1.我が家の蓋はグッドホームボックスというメーカーの300型だということ。
2.グッドボックス製の蓋は現在入手が難しいため、現況と同じメーカーの300型耐圧蓋を見つけるのは難しい。
3.他メーカーで手に入りそうな300型耐圧蓋は2種類。タキロン製と城東テクノ製。

グッドホームボックス、タキロン、城東テクノ各社のカタログを探し出し、諸元数値を見比べて気付いたこと。

同じ300型用の蓋でも直径と厚さが微妙に違うということ。

でも雨水丸ます本体のサイズは各社一緒なので嵌まるはず…。
嵌まるはず…多分。
たった1mmの差だけどなんだかもやもやする。

たかが1mmされど1mm。

もう悩んでも仕方がないので、きっと合うだろうと信じてヨドバシカメラドットコム(ヨドバシカメラで雨水ます蓋が送料無料で買える時代なのだ!びっくり!)で買えるタキロン製の蓋を注文してみました。

ちなみに我が家の敷地内には同じ雨水ますが合計2箇所あります。
1つは今回破損した蓋が付いているところ。ここは車が乗り上げる可能性が高いところ。
もう一つは家のすぐ側にあって、車が乗り上げる可能性が少ないところ。

今回破損したところの蓋は外すとき固かったのですが、もう一つはすんなり外れました。

ヨドバシカメラから届いたタキロン製の蓋を、まずは家の側の雨水ますに嵌めてみたところ…ちゃんと嵌まりました。

今度は破損した問題の雨水ますにタキロン製の蓋を嵌めようとしたのですが…微妙に固く、すんなり嵌まらない。

でも今まで嵌まっていた蓋より直径で2mm大きいだけだし、もう1箇所はちゃんと嵌まったのだから入るだろう!と浮いている部分を足で踏みつけたところ無事に嵌まったのですが、ここで問題発生。

取れなくなっちゃった。

取っ手に手を掛けて力いっぱい引っ張っても全く動きません。
あたしが留守の時、家人が横にブロックを置き取っ手にバールを掛けて「てこの原理」で外そうとしたけどビクともしなかったそうです。むしろ取っ手が壊れそうだったとか。

なんてこった。

こうなったらちょっぴり小さい城東テクノ製の蓋を買うべき?!

ということで買ってみました。

↑左から)
グッドホームボックス製(Φ327mm)
城東テクノ製(Φ328mm)
タキロン製(Φ329mm)

並べてみると殆ど変わらない気がする…。そりゃそうよね、直径が1mmしか変わらないのだから。

さて役者(蓋)は揃ったのですが、まず取れなくなっちゃった蓋を取らなくてはなりません。
Googleで「雨水枡 蓋 取れない」と検索したところ、砂などのゴミが詰まって蓋が取れにくくなるので、蓋の外周をプラスチックハンマーなどで叩くと震動で蓋が浮くので蓋が取れるとか。

試しにゴムハンマーで蓋の外側の方をぐるっと1周叩いた後、取っ手に手を掛けて引っ張って見ると、拍子抜けするくらい簡単に取れました。

Googleさんありがとう。
知らない誰か、雨水ますの蓋の外し方を書いてくれてありがとう。

外れた後よくよく観察してみました。

どうやらこの雨水丸ます本体上部の溝に、蓋の溝が嵌まる構造のようです。
雨水丸ますの溝に沢山の砂が詰まっていたので、蓋の溝ががっちり嵌まって外れなかった様子。

今後のためにも溝をきれいにして終了。
(本当はこの雨水枡の内部も掃除しなきゃいけないもののようですが、とりあえず今回は蓋が無事に嵌まったので良しとすることにしました。)

ちなみに溝をきれいにした後なら、タキロン製も城東テクノ製もどちらもすんなり嵌まりました。

以上、今まで知らなかったことを知った雨水ますの蓋を変えたお話でございました。

2件のコメント

  1. 排水管高圧洗浄のYoutubeをいくつかみた中に升で詰まっていたブツを待ち受けていたので、雨水升のお話、たいへん興味深いですデス。
    升本体もプラスチック(塩ビ?)製に見えますが、蓋が耐重量タイプだったら荷重がかかっても大丈夫なものなんですね。

    そうそう、↓のぐんにゃりママさん。たしかに表情がおじさんに似てきたような。

  2. daysofWLAさん。
    あたしもそれ気になりました!
    雨水丸ます本体は荷重に制限はないようです。(安全荷重などの表記がなかった)
    管が縦に埋まっていること、ほぼ地中に埋まっていて塩ビ管自体が荷重を支える構造ではないことを考えると、塩ビ管とは言え意外に上からの荷重には強そうです。
    地面から飛び出ているタイプだと欠けちゃったりしそうですが。
    蓋は軽量用と耐圧用、構造が違いました。重さも耐圧用の方が重かったです。裏を見ると補強のためかリブが入っており微妙にドーム型になっておりました。

    ママ、おじさんに似てますか?
    多分あたしが触りたいオーラを出して近付いてくるのをじっとりとした目で拒否しているのかも…。

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