甚大な被害があった熊本地震から1ヵ月が過ぎました。
東日本大震災も大きな被害を出し、海に近い我が家にとって津波の被害は他人事と思えず、色々考えるきっかけになりました。
今回の熊本地震も、活断層が近くにある我が家にとって他人事とは思えず、色々考えさせられるきっかけになりました。
(地震に対して警戒すべき要素が多過ぎる三浦半島…。)
そんな中、気になったのは水。
断水しているため、遠くの給水所まで水を汲みに行っている人の映像が流れるのを見て、ふと「我が家の井戸は飲めるのだろうか…?」という疑問が湧いて来ました。
建て替えを機に使っていなかった井戸を復活させたのですが、良い機会なので我が家の井戸水は飲めるのか調べてみることにしました。
まず住んでいる市町村のサイトから、プールや飲料水などの水質検査を行っている公の機関を見つけました。
水質検査といっても、色々な検査があり、どれを受けたら良いのかよくわからないので、その検査機関に直接電話して、
「我が家の井戸水が飲んでも大丈夫か調べたいのだけど、どの検査を受ければよいか?」
と尋ねたところ、
「検査はやっているけど、その結果により飲んでも大丈夫!とはっきり言えるかわからない」
(要は検査機関なので、細菌等の有無を検査するだけで、飲料水としての判定基準がどこにあるのかはっきりわからない)
と言われてしまいました。
そういう判定基準は保健所の管轄とのこと。
保健所の連絡先を教えてもらったので、今度は保健所に電話してみました。
そこで聞いた話で分かったのは、『飲んで大丈夫!』とお墨付きが貰える井戸水というのは、水道法に則った方法で管理されている必要があり、定期的に51項目の水質検査を受け、科学物質が含まれていないか調べ、消毒し…と他にも色々な基準を満たさければならない様子。(ちなみに厚生労働省の水道水質基準のページはこちら。)
水道法に則って管理するということは上水道並みの施設が必要ということになるので、とても一個人が管理出来る雰囲気ではありません。
では、井戸水は絶対飲んではいけないのかというと、そういう訳でもなく、『水道法に則った方法で管理されていなくても、自己責任で飲んでいただくには構わない』そうです。
…なんか、そう言われると飲む勇気なくなるな…。
とりあえず、自己責任で飲むにしろ、飲まずに雑用水に使うにしろ、我が家の井戸が今現在どんな水質なのか全くわからないで使っているので、水質検査を行っている機関でやっている「家庭用井戸水試験および家庭用井戸水細菌検査」という簡易検査を受けてみることにしました。
水道水質基準で決められている健康関連項目31+生活上支障関連項目20の合わせて51項目あるうち、主だったもの13項目について調べてくれる簡易検査。
月に1~2回簡易検査を行う日が決まっているので、事前に申し込み、井戸水を入れるための容器を受け取りに行きます。
↑井戸水装填済み!
結果は約2週間後。
さて、どんな結果が出るか楽しみでございます。
実家は田舎で、水道など通っておらず、ずーっと井戸でした。この前ようやく上水道が通った(通してもらった)のですが、果たして母は使っているのか不明です。
それで、子どもの頃、地区でまとまって水質検査をやることになったようで、検査したのですが、大腸菌がNGでした。塩素らしきものを垂らして使うようにとのことでしたが、結局そのまま「自己責任」で使っておりました・・・
がらさんのところはどうでしょうね。仮に飲めなくても、トイレとかお風呂に使えるからいいのではないでしょうか。ただ、電気が停まると汲み上げられないので、その点は注意が必要です。(震災後の計画停電で、母は困っていました) と書いたところで2014年の井戸完成のページを見ましたら、両方あるんですね。さすがです^^
れんとさん。
知人でも井戸水で生活していた、という人が何人かいました。
あたしの住む市は、全国的にも早く上水道が出来たので、水道にはある程度自信と誇りを持っているらしく、かなり早い時期から井戸で飲料水として使っている世帯がなくなったこともあり、井戸水を飲料水として用いる規定がないのかもしれません。
実はまだ記事は書いていませんが、結果が届きました。
後日記事を書こうと思っていますが、大腸菌はいなかったようです(笑)
そう、汲み上げポンプも付けたのです。
東日本大震災後に建てた家ですし、元々停電が多い(強風が吹く地域のため、台風や春の嵐で度々停電している。)ので、やはりポンプは必要との判断で付けました。