駅からハイキング<7>寒川駅

今回のコースは、コースNo.0221003相模線茅ケ崎~寒川間開業100周年記念!相模線沿いの晩秋スポットをめぐるです。

途中、JR相模線の始点である茅ヶ崎駅で乗り換えたのですが、跨線橋の壁にこんなものが。


コースのタイトルにあるように相模線開業100周年のポスターのようです。
100年前って大昔のように思えるけど、大正10年って言われるとそんなに前じゃない気がしちゃうのはあたしだけ?(亡くなった祖母が大正元年生まれだったので、なんとなく自分と接点のある人が生まれているとなると大昔という感じがしない。)

今回のコースはJR寒川駅スタートです。

寒川駅、初めて下りました。下りた瞬間なんだか既視感を感じました。
分かった…なんかこの駅の周り白子に雰囲気が似てるんだ。
(※白子駅とは近鉄名古屋線の駅で鈴鹿サーキットの最寄駅)

一緒にいた友達と妙に盛り上がりました。
きっとこの辺りに手形が!!と大騒ぎ。
(※白子駅にはF1ドライバーの手形モニュメントがあります。)

さて早速「駅からハイキング」を始めます。

スタート:寒川町観光協会

いつものように「駅からハイキング」の地図を貰ったのですが、ここで問題発生。
思ったより参加者が多かったのか、用意したカラー両面印刷の地図が無くなってしまったらしく、表面の地図を黒白コピーしたものしかありませんでした。

ちなみにカラーのものがこちら。

そしてモノクロ版がこちら。

モノクロ版が本当に見難い!
どこが回るポイントなのかわかりません。
もともとが各ポイントの名前と位置が解り難いのに加えて、モノクロなのでより一層難解に。
しかもポイントごとの解説が裏面に印刷されていたらしく、その情報がない状態でのスタートです。

うーむ、なんか残念。

調べたところ、裏面に印刷されているはずだった各ポイントの解説をネット上で見つけることが出来たのでその解説も一緒に以下に転記します。(青色の字はその解説の転記です。)

①一之宮緑道・一之宮公園
大門踏切(寒川神社一の鳥居)近くにある「ゲート広場」を起点に「八角広場」まで約900mにわたる緑道です。途中、一之宮公園が併設され、公園脇の約200mにわたり、旧国鉄(現JR東日本)相模線寒川支線(西寒川支線)西寒川支線のレールが廃線当時のまま保存されています。四季の花や草木を楽しみながら、散策できる緑道です。

一之宮緑道。


公園内にあった廃線線路。

寒川と言えば寒川神社!
一の鳥居が道路に突如出現。

②水道記念館
水道記念館には水をテーマにした展示が盛りだくさん!見て・触れて、いつも使っている水の不思議について体験しながら楽しく学べます。館前に広がる和風庭園の水の広場には相模川をイメージしたせせらぎと、相模湾をかたどった池があります。県営水道給水区域12市6町の木々に、季節の花が植えられています。

広い敷地内に確かに各市町村の名前とその樹と花が植わってました。
池が相模湾をかたどっているとは気づきませんでした。

この建物は、昭和8年に設立された寒川第1送水場内に昭和11年建てられた送水ポンプ所の建物です。
今は水道記念館としてリニューアルして使われているそう。
水や水道について学ぶ体験型展示施設なのですが、なぜか入浴剤をくれました。

水道記念館を後にして次のポイントまで歩いていると二の鳥居が出現。

③冬のひまわり畑
寒川町は冬にひまわりが咲くんです⁉
湘南地方の温暖な気候を利用して、寒川町観光協会はボランティアさんたちにご協力いただきながら、町内3か所、合計 約10万本のひまわりを冬の始まりに咲かせています♬ 暑~い夏に大輪の花を咲かせるイメージが強いひまわりですが、ここ寒川町では冬の始まりに、小ぶりの愛らしいひまわりを畑や花壇いっぱいにご覧いただくことができます。毎年、晩秋に花が咲き始め、立冬後に満開を迎えます。

本当にひまわり咲いてる!!と興奮して見ていたのですが、じっと見ていると…。


なんか笑いかけてくるひまわりがいて怖かったです。

④興全寺
曹洞宗 龍寳山 興全寺。相模国一之宮寒川神社代々の神官が祀られており、徳川家康公とも縁(ゆかり)のある興全寺は、寒川神社の東隣に創建された曹洞宗のお寺です。御本尊は「釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう)」で桃山時代の作です。境内には、町指定重要文化財である宝篋印塔(ほうきょういんとう)、とんがらし地蔵(別名いぼとり地蔵)などがあります。とんがらし地蔵にいぼとりの願をかけると必ずとれると言われ、お礼には、年の数だけトウガラシを数珠にしてかけてあげます。境内にはその他、高座豚の祖、ペンドレーバグルボーイ二世号の墓などもあります。

⑤寒川神社
御祭神は寒川比古命(さむかわひこのみこと)、寒川比女命(さむかわひめのみこと)の二柱で、寒川大明神と奉称されています。歴史は古く延長5年(927)に編纂された『延喜式』神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)に名神大社(みょうじんたいしゃ)として名を連ね、相模國一之宮として、崇敬をあつめています。特に八方除の守護神として知られ、一年を通して全国から多くの参拝者が訪れます。また、寒川神社は「レイライン(光の道)」上に鎮座し、近年パワースポットとして注目を集めています。春分・秋分には富士山(ダイヤモンド富士)に、夏至には大山(ダイヤモンド大山)に沈む夕日を見ることができます。例祭は、9月19日の午後2時より、寒川神社馬場にて天下泰平、五穀豊穣を祈り流鏑馬神事が執り行われ、9月20日午前10時より寒川神社御本殿で祭典が厳かに斎行されます。

初めて寒川神社に来ましたが、境内に屋台が出ていたりと賑わっていました。
そして相変わらず七五三の季節なので着物姿の子供がいてかわいかったです。

ちなみに、駅からハイキングの特典として、寒川神社でプレゼントがあるとのことで社務所に行ってみると…。

一筆箋をくれました。
特典はもう一つあって、町内の飲食店を利用すると来年の大河ドラマにも登場する梶原景時のエコバックをくれるそうです。
どうやら来年の大河ドラマは鎌倉が舞台みたいです。


三の鳥居から出て次のポイントに向かいます。

⑥西善院
高野山真言宗 霊信山 西善院。西善院は、寒川神社の供僧(ぐそう)として、「節分の際に神酒を供え、1・6・11月の8日祭、12月の不動仏供を執行する役目」(『寒川町史10』)が与えられていました。(供僧とは、供奉僧(ぐぶそう)の略で、神社では仏事に奉仕した僧のことです。)ご本尊は、木造阿弥陀如来坐像(像高46.5㎝)で、桃山時代、江戸時代の作とも推定されていますが、一説では「空海の作」とも言われています。(『寒川町史10』)また、木造像の胎内に地蔵菩薩が納められている木造地蔵菩薩立像は町指定重要文化財第13号に指定され、ご本堂に安置されています。境内には、「相模国準四国八十八ヶ所巡り」の第62番、73番札所の弘法大師坐像2体や六地蔵も安置されています。ご本堂に向かって左側に「弘法大師立像」、向かって右側に「握手大師像」があります。握手大師と握手をすると、弘法大師さまとご縁を結ぶことができるそうです。参拝の折は、握手をしてみては。何かイイことあるかも。

⑦中里公園
江戸時代からその名を残している「茶ケ戸橋(ちゃげとばし)」(目久尻川に架かる橋)の近くにある公園です。広さは約1,465㎡、昭和62年4月1日に開園しました。12月の終わりごろからフクロウの一種であるトラフズクが餌を求めて訪れ、一冬を過ごす光景が見られます。タイミングがよければ公園内の大きな木の中に複数のトラフズクを見ることができるかもしれません。最近では、このトラフズクを観察したり写真に収めたりする人が町内だけでなく、町外や県外からも訪れています。

おお!その橋を見るべきだったのか!!

細かい解説が現地ではわからなかったので、妙に細長いこの公園の何を見ればいいのかさっぱりわからず、入口の公園名を入れて写真を撮ったのですが…今解説を読んで納得。

確かに橋があった!

この辺に!!

中里公園からゴールのJR早川駅に向かっている途中にまた既視感。

この道、白子駅から鈴鹿サーキットへバスで行くときに通る道に似ています。
寒川町、なんか白子に似ている。
2年間、F1日本GPが中止になった未練がそう思わせるのか…?!

ゴール:JR早川駅

無事にゴール。
駅で100周年を迎える相模線の車両を撮って見ました。

おまけ。
寒川神社で買ったお土産。
八福餅。

見た瞬間も思いましたが、やっぱり三重県を彷彿させるこのお菓子。
黄色っぽい色のものは柚子餡。甘酸っぱくて美味しかったです。
こし餡タイプは…やっぱり赤福を思い出しました。

寒川町は三重県を連想させる土地でした。

さて、今回の「駅からハイキング」。
コースの設定所要時間:約3時間30分、歩行距離:約8.0kmとなっていますが、実際の距離を見てみると…。

おお、20km超えなかった!!
ちなみにゴールの倉見駅で活動量計を見たところ12.2kmでしたが、「今日はあんまり歩いてないね!」と言い出し、横浜に戻ってスーパーなどあちこちで買い物してしまったため、この歩数になりました。

さてここまであちこち回ってきた「駅からハイキング」ですが、10月から12月に参加出来る神奈川県内のコースを全て回りました。
来年1月から3月のコースが始まったらまた参加する予定です。

以上、「駅からハイキング」のお話でございました。

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