駅からハイキング<9>湯河原駅

またまた「駅からハイキング」に行ってきました。

今回のコースは、コースNo.0221010万葉公園リニューアル記念!千歳川渓流を散策し、文豪が愛した「伊豆流湯(いづるゆ)」の街を巡るコースです。

前回真鶴を回った日に本来なら回る予定だった湯河原。

電車を降りたら、この風景。

早川駅といい、真鶴駅といい、このホームの途中から屋根が無くなる風景、なんか馴染みがあります。

改札に向かうと のぼり がありました。

改札で「駅からハイキング」の紙を貰い出発です。

スタート:湯河原駅

湯河原と言えば温泉。
駅前広場に足湯ならぬ手湯(?)がありました。

①土肥實平公並婦人像

横っちょにあった石碑によるとここは土肥氏のお家の跡地だそうです。

土肥實平は源頼朝が石橋山の合戦で敗れた時に敗走を手助けした人だそう。
前回のししどの窟屋からこの話題に関係した場所が続きます。

ここから次のスポットへ千歳川沿いに歩きます。

今回の地図、手書きだったのでちゃんと迷子にならずに回ることが出来るかドキドキしましたが、意外にこの千歳川が目印になって迷わなそう。

2つ目のコーススポットに行く途中、大きな駐車場があったのですが…。

おお、万葉の湯の温泉タンクローリー!!
この車よくみなとみらいとか関内辺りで見かけるのですが、ここからみなとみらいの万葉の湯まで温泉を運んでいたのね…。

②福泉寺首大仏

首大仏?と思ったら、本当に首だけでした…。
なんとなく大船の観音様を彷彿とさせる見た目。

看板の説明を見ると名古屋城主徳川光友公が母を弔うために作ったものと言われており、戦時中幾多の地を廻りこのお寺に奉納されたそうです。諸説あるらしいですが、どうやら胸から下はどこかに埋まっているとか…。

③万葉公園湯河原惣湯


川沿いに歩いていると木で作られたデッキと建物が見えてきます。
ここは万葉公園内に去年夏にオープンした湯河原惣湯という日帰り温泉施設。
昔、河原から自然湧出する温泉の共同湯坪を「村湯」「惣湯」と呼んでいたので、「惣湯」という名前のようです。

写真に写っているのはその施設内の「玄関テラス」。

建物の左の方を見ると…。

なにやらトンネルらしきものが。

近寄ってみると通れるようです。
トンネルを通って出ると向こう側には滝が。

横を見ると千歳川の上流沿いに遊歩道が続いています。
 

鳥が沢山いて、静かで、水の落ちる音と流れる音がします。

そして昔賑わっていた頃の建物なのか苔むした廃墟が。
廃墟好きなら絶対ぐっと来る風景です。

ところどころ、川にせり出した川床のようなスペースが幾つかあり、椅子が2脚置いてあってゆったり座れます。
なんかここすごくいいところ。

ちなみに肝心の日帰り温泉「惣湯テラス」ですが、この時歩いている時には全くどこにあるかわからなかったのですが、少し山の奥まったところにあったよう。(当たり前だけど、遊歩道からは見えませんでした。)
サイトを見ると原則予約制、食事も取ることが出来るようです。

そこから千歳川上流にまだまだ進みます。


温泉地っぽい風景。


排水溝の蓋がかわいかったのですが、町の花がみかん、町の木がつばき。町の花がみかん…?
確かに無人販売でみかんやレモンが売られているのを見ましたが、町のなのね?

④町立湯河原美術館

美術館の裏にはお庭があります。



河津桜が咲いていました。
メジロ、かわいい。

⑤不動滝

ひたすら山を上がっていくと民家の階段を上がった先に滝が出現します。


近くにはポンプ施設があり、湯気が上がっていたので、温泉が湧いているのかも?

ここまで山を登ってきましたが、ここからひたすら山を下ります。

途中、凄く気になる建物(廃墟?)が。

なんだろう、この斜面に張り付くようにせり出した床と朱塗りの柱に手摺が凄く目立ちます。
近寄ってじっと見たのですが、元がなんの施設なのか分からず。
観光施設か何かの附帯施設なのかもしれません。
どこかに元々なんの施設だったのかヒントはないかと周りをウロウロしていたのですが…。

おおお!万葉の湯のお湯はここで汲むのか!!
さっき、山の下の方で見かけた温泉タンクローリーはここで給湯するのね。

万葉の湯の給湯地はわかったけど、この廃墟がなんの施設だったかはわからずじまいでした。

⑥五所神社

源頼朝が戦勝祈願したと言われる神社だそう。
御神木の楠の横には源頼朝と北条政子が書かれたフォトパネルがありました。

ゴール:湯河原駅

無事ゴール。

湯河原と言えば温泉、そして観光地ですがちょっと寂れた感(失礼?)が非常にいい感じでした。
歩いている途中、どこかの温泉旅館に泊まりたいという気持ちに何度なったことか…。
今度はゆっくり泊まって温泉につかりたいと思いました。

駅のベンチに町の木のつばきの絵が描かれた座布団がありました。
観光地だから?

さて、今回の「駅からハイキング」。
コースの設定所要時間:約3時間45分、歩行距離:約9.0kmとなっていますが、実際歩いた距離を見てみると…

…うむ。随分オーバーしてる。
というのも、今回のコース、回るスポットが6つと少ないので終わった後、意外に時間が早かったため、この後買い出しに出掛けてしまったため、予想以上の歩行距離となっております。

おまけ。
前回、真鶴で遭遇したきびもちの製造元味楽庵の店舗が湯河原にあったので立ち寄ってみました。

みかん最中は真鶴駅でも湯河原駅でも見かけたお菓子。
中はみかんを模した最中。

中身はこんな感じ。
ちゃんとみかんの味のする餡でした。


いちご大福は白餡。

以上、駅からハイキング 湯河原でございました。

 

2件のコメント

  1. がらさん、こんにちは。
    駅からハイキングの記事は楽しみにしています。湯河原へ行ってみたくなりました。関西からはビミョーに行き難いですが。
    南紀白浜温泉では柚子最中が推しですが、湯河原はみかん最中なのですね。柑橘つながり(笑)

  2. kinkachoさん。
    こんばんは。
    何故か一緒に歩いている友達もこっそり「駅からハイキング」の記事を読んでいる(楽しみにしている?)らしいです(笑)

    湯河原!初めて行きましたが、あのちょっと寂れてる感じがいいです。
    土曜日に行ったのですが、適当に人が居るようないないような、この感じが良かったです。

    関西からだと…ひかりに乗って熱海下車、東海道線で1駅…という感じでしょうか?
    歩いていて圧倒的に品川や横浜ナンバーの車が多かったこと、駅やバスもあまり人が居なかったところを見ると、車で来る人が多いのかもしれません。

    和歌山ってミカンのイメージがあるのですが、柚子なのですね。
    湯河原から小田原、湘南あたりまで地形的に湾に面した斜面でミカンなどの柑橘系を栽培しているところが多いように感じます。
    湘南ゴールドなんて神奈川県産の柑橘系(みかんとオレンジの交配種)もあるのです。
    温泉というと温泉饅頭のイメージが強いのですが、湯河原も南紀白浜温泉でも最中なのですね(笑)

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