真実を知る。

突然、観音様の写真で始まります。

 

神奈川県鎌倉市にある大船駅付近を通ったことのある人ならきっと知っている大船観音でございます。

 

子供の頃、日が暮れた後に大船駅を通ると、線路のすぐそばの山の中にライトアップされた大きな観音様がこっちを見ていて、なんとなく怖くて、苦手でした。

その後、大人になるかならないかの頃、誰かから「あの観音様は下からは見えないけどちゃんと山の中に足があるんだよ」と言われて、あの大きさだと山を相当掘り下げないと足は作れないから、作るのはさぞ大変だったろうな…と思い、まだ一度も見たことがないので、いつか行ってみようと思いました。

それから何年も経ち、電車から大船観音を見ても、そばまで行く機会がなかったのですが、ある時、ツイッターで大船観音の話題が出て、あたしが「山の中に足あるんでしょ?」と言ったら、「ないよ!!」とフォロワーさんから言われて初めて知りました。

 

嘘を教えられていたことに…。

 

フォロワーさんによると、冗談で子供に「足があるんだよー」と言うのは、地元では結構あるそうです。

知らなかった…。

多分、あたし15年くらいは山の中に足があると信じて疑ってなかったよ…。

なんか足があったら面白いし、見てみたいな、と思ったから疑いもしませんでした。

 

先日、大船に用事があったので、ついでに観音様に近付いてみました。

想像以上に大船駅から近くてびっくり。

急な坂道を登りますが、直線距離としては駅のホームのすぐ横と言う感じ。

電車の発車ベルの音が観音様の横にいても、はっきり聞こえます。

↑やっぱり足はなかった…。

残念、観音様の体の周りに空洞があってちゃんと立ってたら、わくわくするのに!(足があると聞いてから、ずっと「こんな風に建てられているのだろうな」と想像していたので、胸の辺りで地面に埋没しているのを見て、ちょっとがっかりしているあたし…。)

 

真実を目の当たりにしたある日の午後でございました。

 

おまけ。

大船観音であたしの心を捕えたものがこちら!

凄く斜めな階段です!

どうしてこんな下りにくい段にしたのか、他に方法はなかったのか、と疑問ですが、なんだか面白くて写真に撮りました。

この階段を下りている人は皆さん「物凄い階段が斜め!」と言っておりました。

写真ではちょっと伝わり難いかもしれませんが、本当に物凄く斜めなのです。

もし大船観音においでの際は是非物凄く斜めな階段も楽しんで下さい。
(ちなみにこの階段は観音様を正面に見て左側にあります。)

 

以上、真実を知った大船観音のお話でございました。

4件のコメント

  1. 大船に伯母が住んでいたので、子供のころこの場所に行ったかな、、???
    海水浴の行き帰りにも、電車から森の上に見えていた気がしますが、、???
    最近は記憶が全部あやふやになってきました。

  2. へえ、これは全然知りませんでした。大船は全然行ったことないからですね。
    僕も、がらさんみたいな想像は好きです^^
    これだって、実は、土を掘ったら胴とか出て来そうだとか思ってますが、やっぱり、ないんでしょうね・・・

  3. petitcervinさん。
    小高い山(丘といった方が良いかしら?)の上にあるので、離れた場所からも見えるかもしれません。
    子供の頃の記憶って覚えていることは鮮明に覚えているのですが、どんどん薄れていくものは輪を掛けて忘れやすくなっている気がします。

    観音様、聞くと意外に一度は足を運んだことのある人が多いです。

  4. れんとさん。
    大船付近の人は大抵知っている大船観音です。
    行ってみて、説明を読んだところ、戦前に建てようとしたけれど、その後戦争が始まり、物資や資金の問題でなかなか完成することが出来なかったのですが、戦後寄付などを募り、昭和32年に出来あがったそうです。
    それを思うと、胸から下を作るのはちょっと難しそうですよね。

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