20201130

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すっかり日が落ちて真っ暗ですが、ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」を見るとワイヤーがはっきり見えます。

近寄って見上げると、なんとなく鉄を編み込んだようなロープが掛かっているように見えるのですが、これで完成なのか、それとももっと太いロープを掛けるのか気になります。

桜木町側も運河パーク側も駅舎はまだ建設中。

開業は来春なので、着実に完成に近づいているはず。

完成と言えば、春頃に一度話題にしたみなとみらいにある帷子川に掛かる国際橋の下流側(ほぼ河口)に築造中だった橋

名前は公募で女神橋にな決まったそうなんですが、未だ開通しておりません。

その理由を先日Twitterで偶然知ってしまいました。

なんと!

橋が低すぎて今まで通れた船が通れないためジャッキアップしているから!

なんだそうです。

本当は今年7月末開通予定だったそうですが、4月頃に観光船から「女神橋」が通れないとの連絡が入ったとか。

既にかかっている国際橋に「桁下高3・5メートル」と書かれているため、女神橋も同じ桁下高3.5mで設計・発注・施工したらしいのですが、実はこの国際橋の「桁下高3・5メートル」という表記が間違っており、実際は4.2mあったとか。

これは…こういう間違いってありそうでないものだけど…あるのね…。

関係者の気持ちを思うとぞっとします。

国際橋の表記が間違っているのも問題だけど、そもそも発注の際にその辺りの測量みたいな予算は見込まないものだろうか…?
ちなみにこのニュースを伝える神奈川新聞の記事によると、横浜市港湾局は「国際橋を実測しないまま発注したことを認め」と書かれています。

国際橋の実測調査とか、実際航行する船の高さとか、その辺りの調査の予算は付いてなかったってことよね。
予算が付いていないなら施工会社ではなく、発注者の横浜市の責任(しかも国際橋の表記間違いをそのままにしていたことも問題?)なので、結局追加工事で発生するお金は国と市が負担するのだとか。(神奈川新聞より。記事はこちら。)

本当にこういうことって起きるのね。

何度もいいますが、ぞっとします。
(建築系のお仕事なので余計に。)

以上、衝撃的だった女神橋の顛末でございました。
ちなみに問題の女神橋は12月には是正工事を終え開通予定だそうです。

2件のコメント

  1. こんばんは。
    ロープがはっきりと見えますね!
    YouTubeの映像で鉄塔のロープ受け部分を確認したらプーリー滑車形式でした https://www.youtube.com/watch?v=sIcJQKVWXjU

    スキー場で一般的なゴンドラやクワッドリフトと同じです。
    このロープ自体が動くのでそんなに太いロープは使いません!
    CWAで12人乗りのこの形式があってイタリアのスキー場で営業していますから大丈夫ですよ!

  2. petitcervinさん。
    こんばんは!
    ロープごと動くのですね?!…よく考えればロープウェイのゴンドラに駆動部分(モーターとか)がないですものね。
    どうやらこのロープウェイ、車椅子も乗ることが出来るとか。
    それを思うと結構大型ですよね。
    来年春の開業に向けて着実に工事が進行中です。早く乗ってみたいわ♪

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